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【時々刻々】有料道路民営化と行政の「稼ぐ力」

 愛知県の有料道路の運営権を譲渡する民間事業者が決定しました。愛知県が進める行

財政改革の目玉の一つです。従来の通行料金だけを収入とした経営手法から、パーキング

エリアでの物販飲食、沿線開発、地域産業の活性化など、地域資源に着目した民間ならで

はのサービス提供を加えた経営手法に移行させることで、民間活力による行政の稼ぐ力を

高める取組です。

 対象となる有料道路8路線の中でも特に通行量が多くセントレアに繋がる知多半島道路に

関する提案が選定のポイントになったようですが、その内容は…

①道路インフラの適正な保全のため点検修繕履歴のIT化、長期修繕計画と予算の確保。

②新たに阿久比・大府にパーキングエリアを新設。知多の魚介メニューを提供。農業・醸造

 といった地域資源を取り込んだ飲食施設の充実。

③パーキングエリアを環境拠点として太陽光発電設備やリチウムイオン蓄電池を整備。

④客室数150~300室規模のホテル誘致。

⑤航空・自動車産業向けの物流拠点整備、長距離トラック荷物積替え拠点整備。

…等々の画期的な提案が、そして知多半島道路以外で猿投グリーンロードの西広瀬パーキ

ングエリアで森をテーマにした飲食提供の提案も含まれていました。さすが民間発想です。

利用者の消費意識をくすぐる企画でしっかり稼ぎ、その収益で道路整備の充実等に充てて

もらいたいものです。

 消費税増税が再度延期され、国の税財源は厳しさを増すばかり。愛知県や豊田市の地方

法人住民税の一部を国が召し上げて財源調整を強行する始末です。国からの税財源措置

をアテにせず、地方自ら財源を「稼ぐ力」を高める時代です。今回の取組がその先駆的事例

として成功するよう進めていきます。         【 7月1日発行「矢作新報」に寄稿 】