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【時々刻々】都心にモノづくり拠点を誘致する東京

この夏は各地で局地的な豪雨による災害が多発しました。被災された皆様に心からお見舞い申し

上げますとともに、温暖化がもたらす新たな災害パターンに対応した防災対策を愛知県としても

講じていきたいと考えます。

さて、先日所属する特別委員会で東京品川駅周辺の再開発事業を視察調査してきました。

2027年に開業するリニア中央新幹線は品川~名古屋を40分で結ぶことから、愛知県は

“リニアインパクト”と称して首都圏との交流を最大限に取り込み、成長の起爆剤にする構想を描いています。

一方で営業拠点などが首都圏に流出してしまう“ストロー現象”も懸念され、私ども特別委員会としては

首都圏にない愛知の魅力を提言すべく調査に出向きました。

まず驚いたのが事業規模です。品川駅にある広大な操車場跡地を活用したエリアです。

新宿・渋谷・池袋といった鉄道が結節する地域に比べ、同じ山手線にありながら乗降客数が少ない

品川に着目し、商業施設・住居施設そして産業拠点を誘致して、羽田空港との隣接という利点の

活かし総合的な都市機能を整備していく戦略を打ち出しています。

特にITを活かしたモノづくり産業の誘致に注力する、との説明を受けたときは驚きました。

モノづくりは地方の工場で成り立つもの…といった旧来の発想は昔の話。ヒト・モノ・カネ・情報が

集まる所に新しい事業が生まれることを改めて痛感しました。

一方、名古屋駅周辺の開発状況は…というと、駅新設に伴う用地取得や新たなホテルの開業、

鉄道乗り換え動線の検討などは進んでいるようですが、将来成長に向けた総合戦略という点では

寂しい状況です。愛知らしいまちづくりの核として名古屋駅が活用されるよう提言していきます。

【矢作新報社「時々刻々」2017.9.29号に寄稿】